旭川女子中学生いじめ問題 第三者委が最終報告書案「完全版」を遺族側に提出 遺族側は不信感
HBCニュース 2022/9/7(水) 22:47配信
北海道旭川市の公園で去年、女子中学生が凍死した状態で見つかった問題で、女子中学生へのいじめを認定した旭川市教育委員会の第三者委員会は、最終報告書案の「完全版」を7日、遺族側に提出しました。
去年3月、旭川市内の公園で凍死した状態で見つかった廣瀬爽彩(ひろせ・さあや)さんについて事実関係を調査してきた第三者委員会は、今年4月の中間報告で上級生から「性的な画像の送信の強要」など6項目について、いじめと認定しました。
第三者委員会は、先月31日に、「いじめの事実関係」「いじめと死亡の因果関係」をまとめた最終報告書案を遺族側に提出しましたが、遺族側はこれに対し、認められるべきいじめが認定されていないとして、近く市教委に所見を提出するということです。
第三者委員会は、今月7日、31日の最終報告案に「学校や市教委の対応」と「再発防止策」の2項目を加えた「完全版」を遺族側に提出しましたが、遺族側は第三者委員会へ不信感を募らせていて、旭川市に、新たな委員会による再調査を求める意向です。
<第三者委員会が4月の中間報告で認定、いじめ6項目>
1.性的な話題をくり返す、体を触る
2.深夜や未明の公園などへの呼び出し
3.飲食代をおごらせる
4.性的な画像の送信の強要
5.性的な行為の強要
6.性的なからかい
※関与したのは、同じ中学と他の中学の上級生の男女7人
9月7日(水)午後10時48分配信